TL;DR

乳腺病変のRAGシステムで、検索評価用の正解データ(グラウンドトゥルース)を「チャンク」ではなく「証拠スパン」単位で見直すと、認識される証拠数が25→37に増え、受け入れチャンクも36→51に増えた。ただし検索ランキング自体は変わらず、スコアはアノテーションの網羅性に依存することが示された。ハイブリッド検索+クロスエンコーダ再ランクが最も高い検索性能(Recall@3=0.94など)を示したが、小規模開発セットでの結果であり独立検証が必要。

解説

AMI HAPPY

ねえ智也くん、このブログ記事面白そうだね!RAGの検索スコアが正解データの作り方で変わるってどういうこと?

TOMOYA NEUTRAL

ああ、乳腺病変のQAシステムで、検索評価に使う正解データの単位をチャンクから証拠スパンに変えたら、評価スコアが変わったって話だよ。

AMI SURPRISED

チャンクと証拠スパンって何が違うの?

TOMOYA NEUTRAL

チャンクは文書を分割した塊で、証拠スパンはその中でも実際に答えの根拠になる部分だけを指す。正解データを証拠スパン単位で見直すと、認識される証拠数が25から37に増えて、受け入れチャンクも36から51に増えたんだ。

AMI HAPPY

へえ!じゃあ検索のランキング自体も良くなったの?

TOMOYA NEUTRAL

いや、ランキングは変わらなかった。スコアはアノテーションの網羅性に依存するって示されたんだ。つまり、正解データの作り方で評価スコアが変わるってこと。

AMI NEUTRAL

なるほどね。で、検索性能はどうだったの?

TOMOYA NEUTRAL

ハイブリッド検索とクロスエンコーダ再ランクを組み合わせた方法が一番良くて、Recall@3が0.94だった。でも小規模な開発セットでの結果だから、独立した検証が必要だってさ。

AMI HAPPY

ふーん、評価データの作り方一つでスコアが変わるって、なんかテストの採点基準みたいだね。先生によって点数が変わる的な。

TOMOYA NEUTRAL

まあ、そういうことだな。でもテストと違って、正解データが曖昧だとシステムの改善も難しくなるから、証拠スパン単位で見直すのは重要だと思う。